2011年8月20日土曜日
夏の旅1
昨日の雨からいっきに涼しくなりました。夕方には秋の虫も鳴いていて、少しずつ秋の気配がしてきました。
今年のお盆は生まれて初めて福島の実家以外で過ごすことになりました。
ずっと家にいても…ということで、高校時代の友人と一泊で三浦半島へ旅行に行きました。前から横須賀にある横須賀美術館に行ってみたかったのです。
横須賀駅からバスで30分くらいの、海の目の前に美術館はありました。
建物がガラスに覆われていてとても面白い造りです。中に入ってみたら、壁に大きな丸い穴が開いていてそこから外の光を差し込ませたり、大きな吹き抜けの空間があったりして、とても開放的でした。
展示されている作品も、日本の近代洋画が多くゆっくり楽しめました。
この美術館には木版画家の清宮質文のコレクションがあるそうなので、それらの作品が展示されるときまた来てみたいです。
美術館の屋上から、隣の森に道が続いていたので行ってみることに。
なんとなく歩いていたら、古いレンガでできた建物の跡や、錆びた扉など何か物々しい雰囲気になってきました。
そこは三軒家園地というところで、戦時中に砲台や爆薬庫があった場所でした。何の予習もせずそこへ行ったので少しびっくり。ここは歴史的にそういう場所だったんですね。今では自然に囲まれたとても穏やかな場所なので、信じられません。
あまり手入れされていないせいか、雑草が生い茂っていました。たくさんの蝉の声が頭の上から降ってきます。福島の夏を思い出しました。
そこからさらに観音崎灯台へ。途中海の家でごはんを食べました。観音崎の海は波が穏やかで、海水浴のお客さんもそんなに多くなく、のんびりできそうなところでした。
灯台からの眺望はとてもすばらしく、千葉県の富津市が見えました。海の家のおじさんのお話だと、向こう岸まで6キロしかないそうです。
たくさんのタンカーや大きな貨物船が通っていくさまが見えました。海は広いな〜。
横須賀には初めて来ましたが、自然が豊かで素敵なところでした。
夏以外の季節にも行ってみたいです。