だいぶ間があいてしまいましたが、7月4日〜15日までShonandai MY Galleryさんでさせていただきました展示が終了しました。
暑い中たくさんの方に見に来ていただき、本当にどうもありがとうございました。
展示が終わってから約一ヶ月ほど経ち、今回描いた自分の絵をゆっくり振り返ることができてきました。
今回の絵は全て震災後に描いたもので、白い壁に一同に並べてみるとこの一年と数ヶ月の間に自分の考えが少しずつ変わっていったのと同じように、描かれているモチーフやテーマ、絵にこめたメッセージも変わっているのが分かりました。
今までは毎日の生活の中で起こる、個人的な出来事が絵を描く出発点になることが多かったのですが、震災後はその個人的な出来事が自分ひとりの問題ではなく、今生きている社会の問題と重なるようになり、その中で自然と絵に対する姿勢も変わっていったんだと思います。
夢中で描いた絵を後から見たときにこれはこういうことだったんだなと思うことがよくありますが、今回描いた絵も何ヶ月後、何年後かに見たときに今はまだ言葉にならない気持ちが描かれているんでしょうね。
改めて絵って不思議な存在だと感じました。
期間中絵に対するさまざまなご意見やご感想をいただき大変励みになりました。
福島の方々にもたくさん会って話すことができ、元気で前向きな姿に私もたくさんエネルギーをいただきました。
ゆっくり、少しずつ、一歩一歩を大切に。頑張っていきたいです。
